旬のホタルイカと剱岳

2016.03.26-27

今年も我が家恒例のホタルイカ旅行してきました。

例年は富山湾を挟んで剱岳の見える氷見の宿でしたが、今年は魚津市内からやや山に入った北山鉱泉の宿にしました。

氷見の宿からは一度もはっきりと剱岳が見えたことはなかったが、北陸道富山ICを過ぎた頃、車窓越しに残雪抱いた剱岳が見えてきた。
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毛勝三山
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右から剱岳頂上への長大な早月尾根、池の谷へ落ち込む岩稜の剱尾根、三の窓から一筋の雪渓は池の谷左股、窓の右肩にはチンネの上部岩壁も見える、その左にはマッチ箱ピークとてっぺんに小窓の王を従えた小窓尾根、人を寄せ付けぬ雄々しさに今見ても武者震いしてしまいます。
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剱岳の姿に胸の熱さが冷めぬまま魚津ICで高速を下り、つづら折れを登り、山深い湯治場の北山鉱泉に着いた。
旅館は5軒ほど、周囲は山里の景色のみですが古い湯治場らしくて好きです。
部屋に案内され、窓を開けるとすぐそこの田んぼを猿がうろついていました。

まずは温泉(鉱泉)に入り、お目当ての夕食はホタルイカのフルコース。

7種類の小鉢
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ホタルイカの刺身は生姜醤油、カンパチ、ヒラメ、甘エビの刺身はわさび醤油で
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ホタルイカの網焼き
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ホタルイカの天ぷら
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ホタルイカを辛子酢味噌で
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ホタルイカのしゃぶしゃぶ
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ホタルイカの釜飯
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次々とビールもおかわりして、今年も旬の味を堪能しました。


明けて翌日の朝は付近を散歩しました。
付近の山肌には僅かに残雪、畦にはふきのとう、お山好きには堪らない景色です。
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宿を後にして次なる行く先は剱岳西面の登山基地でもある馬場島としたいが、この時期は未だ残雪で道が開かれておらず通行規制があるだろうな。
せめて入山のたびにお世話になったN村さん宅のある最奥の村、伊折までは行けるだろう。

上市に出て早月川沿いを車で遡上します。
釈泉寺、蓬沢と懐かしい地名を辿りながら、N村さんのトラックの荷台で揺られての入山に、次第に迫る剱岳に心踊らされ、ヨーデルの上手いF先輩の歌声とトラックの振動音が妙にマッチした入山のセレモニーを思い出している。

折戸を過ぎ剱橋を渡って早月川右岸を進む、伊折手前で再度左岸に渡ったところで山は俄然近くなり、写真を撮るべく車を止めた。
今日の剱岳頂上付近はガスに隠れ、暫く待って僅かにガスの切れ間に池の谷周辺の岩壁が見え、慌てて望遠レンズのシャッターを押した。
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やはり、馬場島へは行けないようだ。
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車を暫く進めていよいよ伊折に入った。
ん・・・・?民家が無い!

N村商店のあった場所もさら地、何戸か建家があるがどこも廃屋のよう。
私が記憶を頼りにウロウロする間、女房はふきのとうを摘んでいる。
風もなく雪解け水の流れる音しかしない、熊が出るぞ!の看板が気になるぐらい静か。

どこも土台のみで建物が無い!
そうか・・・・廃村になっていたのか・・・・
これほどの山奥の村、開発の手が入るか廃村となるかが時代の波なんでしょうね。
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さあ、帰るとしよう。
都会に住まう古い山ヤの勝手な思いは充分承知とはいえ、故郷とも言うべき地を訪ねてみれば、そこに思い出も深い人々の営みはなく、川の流れや雪解けの山肌や木立など、里の風景の背景には変わらず大きな剱岳がある、いつまでも居たい場所でした。

旬のホタルイカを食し、青春懐古の旅となりました。
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by bmw-nl-60 | 2016-03-30 01:40 | 旅行 | Comments(4)
Commented by よっぱらい at 2016-03-30 07:09 x
富山湾のホタルイカはとにかく肝がうまい 
毎年行かれるのですね
スーパーでは高くて富山湾のホタルイカは売っていませんでした
Commented by bmw-nl-60 at 2016-03-30 23:52
よっぱらいさん
24Gです。
そうなんです、スーパーで買うものはもっと小さくて茹でたものしか知らなかったんですが、本場の旬ものは食べ方もいろいろで格別です。
毎年楽しみなマイイベントになっています。
Commented by adv-kou at 2016-04-07 00:39
廃村に…切ないですね。
思い出の地に期待を持って再訪すると
大体裏切られるような気がします。
すばらしい記憶は思い出のままの方が
良いのかもしれませんね。
Commented by bmw-nl-60 at 2016-04-08 00:11
航さん
24Gです。
思い出の地といっても、こちらの気ままな思い出でしかなく、地元の人には切実な思いがあってのことですからね。
仰るとおり思い出のままの方が良かったかもしれません。
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